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NHK「ニュースウォッチ9」家族信託について紹介されました

スタッフブログ  2021/06/30

みなさん、こんにちは。
 
心地よい天候が続いてますね。北海道もビールが恋しい季節到来です。
 
6月28日(月)NHK放映のニュースウォッチ9にて「家族信託」について紹介されていました。
 
”認知症の高齢者の住宅 220万戸余か 売却困難なケースも”
 
というタイトルに目が釘付けになりました。
 
第一生命経済研究所は、認知症の高齢者が所有する住宅がどのくらいあるのか初めて推計をまとめました。
高齢化に伴い、2040年には280万戸に増加すると発表しています。
自宅を売却し高齢者施設費に充てたい場合も判断能力が十分でないと、売却が難しくなるケースがあります。
 
一つの手法として「成年後見制度」を利用し、成年後見人によって財産管理や住宅の売買契約も代理で行えますが、家庭裁判所が選任した専門家への報酬が継続的に発生し、手続きが煩雑なことから利用が増えていない状況のようです。
 
一方、利用が増えているのが「家族信託」です。
 
家族信託は、健康なうちに財産の管理を家族に託すことができる制度です。成年後見制度と比べて信託を受けた人(ご家族の方)が管理できるのが特徴です。
 
コロナ禍により、ご家族間でのコミュニケーションの機会が失われたのも背景になり、認知症が進行し高齢者施設へ入所することになっても自宅が売却できなくなるケースが増えているそうです。大切に貯めてきた財産を介護費用に活用できなかったり、ご自宅も空き家のままになってしまうケースも想定されます。
 
空き家の状態が続く住宅は、空き巣や犯罪被害、火災などのリスクもあります。
超高齢化が増々進み、2030年度には認知症患者が520万、その凍結財産が200兆円になると推計されています。
  
弊社でもお手続きをご依頼されたお客様が、とりまく環境の変化により契約実行時には判断能力が衰え残念ながらお手続きに至らなかったケースもありました。このような事例からも、ご両親がお元気なうちに財産についてお話し合いされ事前対策をお考えいただきたいと日頃から感じております。
 
次回、弊社主催「家族信託セミナー」は2021年9月7日(火)13:30~予定しております。
オンライン配信ですので、場所を問わず遠方よりもご受講いただけます。
個別相談も随時無料で承ります。
 
 
ご興味ある方は是非ご参加ください。
 

 

 

 

 

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