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日経平均2万円回復は朗報?
スタッフブログ 2015/04/25
こんにちは。代表の深谷です。
日経平均株価が2000年4月以来15年ぶりに2万円を回復しました。
2000年4月というのは私が新入社員として証券会社で働き始めた年でして、当時の高揚感とその後長く続いた株価の低迷を思い出すと感慨ひとしおです。
ところで、日経平均株価は15年ぶりの水準ですが、その構成銘柄を個々に見ていくとその値動きは様々です。先週の日経ヴェリタスではこの15年間で株価が上昇した企業のランキングが出ていましたが、そのうち何社かは株価が10倍以上に値上がりしているとのことでした。
会社経営者のお客様と相続対策を進める際には、必ず最初に自社株式の評価を行います。自社株式の評価に際しては、会社の決算書をいただいて資産や負債の内訳を全て確認して評価に反映しますが、そうした中で取引先(上場企業)の株式を見つけることがよくあります。会社の決算書では株式を取得時の金額で計上していることが多く、社長も取引の関係上売ることは考えていないため、日常の経営の中ではあまり目立たない存在になっていたりします。
しかし、こうした株式が足元の株高で思わぬ値段がついていますと、自社株式の評価にも大きく影響してまいります。特に驚かれるのが、自社株式の評価を5年ほど前に行ったことがある方々です。
リーマンショック後と比較すると、株価や地価が大きく変わっているため、直近で評価を実施していない場合には、再度評価を行うことをお勧めしています。また、何かしらのサービスの一環で無償で自社株式の評価を受けられたお客様とお話することがありますが、無償で提供された評価の場合には概算値となっており、上記のような含み益を正しく反映できていないことがあります。
弊社の資産承継プランニングサービスでは、株価の評価も通じた相続対策のご提案を行っておりますので、お気軽にお問い合わせページよりご連絡ください。